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2009年7月 7日 (火)

京焼 その伝統と革新

天に向かって四角い口を開ける、抽象的な物体。

アンバランスの中に絶妙なバランスを見出せる、陶器製の花器です。

Kiyomizu02

こちらは、京焼の伝統を脈々と受け継ぐ、清水六兵衛(きよみずろくべえ) 八代目の作品。

というわけで、

京都に息づく伝統工芸の世界をみてみよう!

シリーズ第九回は、「京焼」!

第一回>>繊細優美な硝子工芸

第二回>>役者の心を代弁、能扇

第三回>>「育つ」銅製茶筒

第四回>>「漆黒と金の競演、象嵌」

第五回>>「植物染が生む古代の色彩」

第六回>>「中国の伝統を継承 青銅器」

第七回>>「蘇る『織の美」

第八回>>「能面」表情の妙

京焼とは、京都で作られる焼物の総称です。

「京焼の特徴ってなんなの?」

って思われてる方もたくさんいらっしゃるでしょうが、

なんせ京都産であれば

「京焼」

と呼ぶので、特徴というと とても難しいところです。

清水六兵衛は前述のとおり現在八代目。

八代目は建築を学んだこともあり幾何学的で斬新な陶器を制作されています。

Kiyomizu03

↑こちらも花器ですよ!

しかし、代々の清水六兵衛はそれぞれに作風が異なります。

歴代の清水六兵衛の作品を見ていけば、京焼が実に多様であるか、おわかりいただけるかと思います。

初代が五条坂に窯を開き、

Kiyo01

二代は奔放な作風を好みました。

Kiyo02_2

三代は豪快さと進取の気性で明治の京焼界を代表する名作を残し、

Kiyo03

四代は富岡鉄斎ら文人との合作を多く試み

Kiyo04

五代は新たな技法を研究・開発する一方で琳派風の伝統的な器物を制作。

Kiyo05

六代は若き日に学んだ日本画の表現を用いた、重厚かつ華麗な作風。

Kiyo06

七代はというと、陶芸家となる前に、清水九兵衞(きよみずきゅうべえ)の名で世界的彫刻家として活躍しました。

みやこめっせの前のこの作品も、清水清水九兵衞氏によるもの。

Kiyomizu01

赤くてアルミ製の野外彫刻。

いろんな場所で一度は目にされた方もいらっしゃると思います。

七代目を襲名後は、彫刻の制作で培われた感覚を作陶に投影しました↓

Kiyo07

皆様は何代目の作風がお好みでしょうか?

私は個人的に三代と六代の作品が好きです。

かのように、同じ作風を代々受け継ぐのではなく、

その精神をこそ受け継ぐ

ここに徹底してきた清水六兵衛。

新たな技法に果敢に挑んだ歴代により、京焼の伝統は作られてきました。

清水六兵衛の伝統と革新は今後も続く。

未来の京焼シーンは、どんなふうになっているのでしょうか?

そんなことを考えるとワクワクします^^

八代清水六兵衛の作品は、只今現在岡崎にある京漆匠 象彦 にて展示されています。

是非行かれてみてください◎

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Ishida08

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清水六兵衛の窯はコチラ↓

投稿者 老舗モール 時刻 11時57分 京のもの
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