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2009年7月31日 (金)

魅惑の漆器

丸太に蒔絵

Manju00

なんと斬新で美しい出会いでしょう!

野趣あふれる梅の木と、繊細な梅の文様蒔絵が、

とんでもなく かっこいいです。

Manju001

全長は17cmくらい。

そしてこちら、なんと

Manju02

パカッと蓋があいて!

中はこんな風になってるのです!!

Manju01

そう、硯箱(すずりばこ)です。

(中に入ってるすずりはミニサイズですよ)

梅の丸太に、梅の蒔絵を施した硯箱。

上杉満樹工房という工房で作られた斬新な作品です。

と、ここまで冷静に説明しましたが、

こんな硯箱、見たことないよー!!

と、大興奮してしまいました。ほんとは。

Manju03

上杉満樹工房は明治年間創業。

現在三代目で、茶道具や香道具を製作していらっしゃいます。

特筆すべきは、満樹工房は、工房内で木地、塗り、蒔絵の工程を一貫制作していらっしゃるということ。

これは京都を見渡してもなかなかない形態だそうです。

通常はどれかの作業は委託になりがちですが。

そしてこの工房、職人さんはご家族皆さん

つまり上杉家の皆様が工員で、漆器制作に携わっておられるのです。

三代目上杉実氏とその息子さん(つまり男性陣)は、木地を担当。

Manju07

上杉実氏の奥様とお嬢様(つまり女性陣)は、蒔絵を担当。

Manju04

なんと素敵な連携プレーでしょうか。

作品にもその豊かさが表れているような気がします。

とにかくどの作品も、細工がとても細かく、温かみがある。

この髪留も、とにかく細かい!

Manjubaretta

見惚れてしまいます

Manjubaretta2

アクセサリー類は、もっとユニークなものも作られています。

お嬢様が意匠を担当されているようです。

↓獅子!

Manju05

↓福助

Manju06

こうもり~

Manjukoumori

膨大な量の作品を見せていただき、そのどれもが独創性に溢れていて、かつ確かな技術が光るもの。

どうしてこんなに絶賛してしまうかというと、

、、、、

ものすごくお求め安い価格なのです。。

一貫で工房内で制作させれいるのも理由の一つでしょう。

う~ん。

魅力的な工房でした。

次回お邪魔するのが楽しみです!

上記の作品の一部は、「京のこの逸品」でご紹介予定^^

乞うご期待!

上杉満樹工房はコチラ↓

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投稿者 老舗モール 時刻 19時24分 京の老舗
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2009年7月29日 (水)

藍の華咲く染工房

この植物、なんでしょう?

Ai01

乾燥させる前は、こんなかんじ

Ai02

こちらは、染料でおなじみ「藍」。

正確には蓼藍(たであい)という植物です。

「蓼(たで)喰う虫も好きずき」

ってよく言いますよね?

その蓼です。

このような植物を見せていただいたのは、山科にある、「天然の藍染」を行う工房。

雅織工房(みやびおりこうぼう)というところです。

「天然の藍染」と簡単に言っても、いまや化学染料がほとんどを占める藍染の世界。

自然の素材に徹底的にこだわり、合成染料の何百倍も手間のかかる藍染を続けているのは、日本にも数えるほどしかいらっしゃいません。

そんな貴重な染の制作工程を見せていただけるということで、向かうは山科。

大きな工房に入り、まず見せてもらったのが、冒頭の「蓼藍」の葉でした。

その葉を100日間醗酵させて作った染料を灰汁(あく)で溶き、酒と共に大きな甕(かめ)で醗酵させます。

醗酵が進むと、染料がプクプク泡をふいています!

Ainohana

↑これは「藍の華」と呼ばれています。

ところでこの染料、藍、灰汁、酒など天然素材オンリーで作られているため、

工房の主人であり職人である中西氏は

「藍の味をたしかめる」

そうです。

つまりこの藍の染料を

「ぺろりと味見」

して、染料の微妙な加減を確かめておられるのです。

中西氏が染料をチャッと指ですくい、味見されるのを目にしたので「私も味見したい」と立候補するべきでした。

いまだにどんな味がするのか未知であります。

Ai03

ここは実際に染める甕(かめ)。

たくさん並んでいて、染めるものによって使い分けられているそうです。

今回は、実際絹糸を染め上げる工程を見せていただきました。

Ai04

最初は真っ白な絹糸。

藍の甕にずんずん沈んでいきます。

Ai05

私も知らなかったのですが。

藍のは、染料から取り出してすぐは、こんな色なんです↓

Ai06

茶色!

しかし!

空気に触れさせていくと、十数秒でみるみるうちに!

Ai07

藍色になってきました!

つけては空気に触れさせ、つけては空気に触れさせを数回くりかえし、ぎゅ~~っと絞ると、、

Ai08

こんなに鮮やかな藍色に!

きれい~^^

染め上がったら、水洗いです。

じゃぶじゃぶ洗われて、

Aikawa

どんどん色彩が研ぎ澄まされていきます。

こうして染め上げられた美しい絹糸。

Ai10

薄い藍色や濃い藍色、染め分けるのは中西氏の手によると自由自在。

それらを丁寧に織り込んで、こんな素晴らしい着物が織り上げられます。

Ai12

Ai11

藍は落ち着いた色合いが魅力ですが、織り上げられた着物はほのかな「艶」を持ち、なんとも上質で高貴な印象。

と、これまで途方もない手間隙がかかっているのですが、中西氏はこの「天然灰汁醗酵建」という日本独自の技術をこれからも守りぬきたいと意欲的。

藍には防虫効果などの様々な薬効もあるそうで、それらにも着目してあらゆる分野から藍の普及に努めておられます。

そうそう、私もハンカチを染めていただきました★

染料につけたては茶色いハンカチも、、

Ai13

どんどん青みが濃くなっていき、

Ai15

こんなふうに変ります。

またたく間に色がふあ~っと変っていく様子はなんだか感動的です。

Ai14

中西氏の藍染については、近日「京工芸の最高峰」にてご紹介予定★

どうぞお楽しみに~^^

中西氏の工房、雅織工房はコチラ↓

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投稿者 老舗モール 時刻 11時22分 京のもの
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2009年7月28日 (火)

秀吉も満足!稲荷神社

名前からして幸福をもたらしてくれそうな神社、満足稲荷神社を訪れてみました。

Manzoku01

場所は東山三条。

車の行き交う東山通り沿いにありますが、神社の中は静か。

入ってまず「おおお」と見上げたのは、このご神木。

Manzoku02

大人が二人ぐるりと囲める立派な大木。

枝の伸び方もなんとも不思議で、まさに神話に出てきそうな雰囲気。

Manzoku03

木の前には狛犬もいます。

このご神木は「もちの木」といい、樹齢は400年。

阪神沿線の百銘木の一つに選定されているそうな。

Manzoku04

もう一つ、ぜひともなでて帰らなければいけないのがこの「岩神様」

Manzoku07

頭をなでると頭がよくなる。

腰をなでると腰が治る!

悪いところがなんでも良くなる。

そんな岩神さまです。

なでなで。

そして私の大好物。

手水舎(ちょうずや)の龍。

以前この「龍」を専門に作っていらっしゃるという金属工芸の方にお会いしたことがあり、

「表情もフォルムも神社それぞれである」

ということを聞いて以来、吸い寄せられるように写真を撮ってしまいます。

Manzoku05_2

しかし今回のように金網に覆われた龍を見るのははじめて。

なにか意味があるのでしょうか。

Manzoku06

満足稲荷の由来に触れていませんでした。

元々はこの東山三条の土地ではなく、伏見城の守り神として祀られていたそうです。

この神様のおかげで豊臣秀吉が天下統一を果たしたため、満足稲荷と名づけられたそうな。

この土地に移されたのは元禄6年とのこと。

以来、開運l、商売繁盛の御利益があるとされております。

満足稲荷神社はコチラ↓

投稿者 老舗モール 時刻 10時09分 京の神社
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2009年7月27日 (月)

版木の眠る蔵へ!

「木版画」と聞いて、あなたはどんなものを思い浮かべますか?

私は、棟方志功の作品みたいな、力強く太い線を思い浮かべます。

だから、こういうのも木版画だと聞いたとき、あまりの緻密な線に、最初びっくりしました。

こんな細い線、どーやって彫るの!?

なんでグラデーションできちゃうわけ!?

で、なんで絵がずれないのー!?

あまりの職人技に、瞬時に頭にクエスチョンが。

絵画さながらの細かい表現がとにかく衝撃だったんです。

というわけで、

京都に息づく伝統工芸の世界をみてみよう!

シリーズ第十回は、「木版画」!

第一回>>繊細優美な硝子工芸

第二回>>役者の心を代弁、能扇

第三回>>「育つ」銅製茶筒

第四回>>「漆黒と金の競演、象嵌」

第五回>>「植物染が生む古代の色彩」

第六回>>「中国の伝統を継承 青銅器」

第七回>>「蘇る『織の美」

第八回>>「能面」表情の妙

第九回>>「京焼 その伝統と革新」

「こんな繊細な絵も木版画で表現できるのか~」

木版画の表現の幅を思い知った私は、当然その制作工程にも興味がわきました。

そして訪れたのは、木版摺技法の美術書出版社として明治時代に創業した「芸艸堂(うんそうどう)」。

寺町二条の店の裏には蔵があり、そこには木版画の版木がなんと数万枚も眠る「版木蔵」があるとのこと。

版木蔵。

なんともワクワクする響き。

何十年も昔の版木が積み上げられている様子を想像するたび、武者震いするほど行ってみたかった場所なのですが、今回初めてお邪魔させていただきました~

お店の裏の「版木蔵」にいよいよ案内していただくと、、

Unsodo01

想像以上の年季の入りっぷりに絶句

木が黒い!

札の文字が古くて読めない。

相当のアンティークです。

天井の高い蔵にうず高く積み上げられた版木には、ただただ圧倒されるのみ。

そして、この一枚一枚が、緻密な彫りが施された職人芸の結晶なのです。。

Unsodo02

↑写真ぶれてます。すみませんsweat01

版木と版木の間には新聞紙が挟まれているのですが、それがまた歴史を感じさせる。

Unsodo06

版木もいくつか見せていただきました。

Unsodo04

Unsodo05

線となる部分を凸として残して、その周囲を彫っていくわけです。

こんなに細い線、くしゃみでもしたらあっという間にゴリっと彫り落としてしまいそう。

どれだけ精密な作業か想像がつきますね。。

どんな彫刻刀で彫ってるのかな、、、

Unsodo03

しかし蔵の中に数万枚もある版木。

こうもたくさんの版木があったら、どの作品がどこにあるのかわからなくなっちゃいませんか??

芸艸堂さん「そうですね。実は僕達もまだ全ての作品を把握できてません。」

天井まで積み上げられた膨大な量の版木を改めて見上げ、

ナットク。

芸艸堂さん「何十年も前に書かれた蔵の整理台帳(「ココにこの作品がある」とわかる蔵の地図のようなもの)と、生き字引とも言える、一番社歴の長い番頭さんの記憶を頼りに作品を探すこともあります」

ということは未だ発掘されていないとんでもない名作が、この版木蔵に眠っている可能性もあるということですね。

匠の技が凝縮された版木蔵は、ダイヤの眠る洞窟だ。

無限の可能性に鼓動の高鳴りを覚えました。

芸艸堂の木版画は、現在岡崎にある京漆匠 象彦 にて展示されています。

是非肉眼で見ていただいて、木版画の柔らかなニュアンスを体感してください。

ご購入頂くことも可能です!

老舗モール逸品ギャラリーのご案内はコチラ

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芸艸堂さんはコチラ↓

投稿者 老舗モール 時刻 09時16分 京のもの
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2009年7月22日 (水)

京北の山国神社

京都市の右京区のはじっこ、

「京北町(けいほくちょう」

に行ってきました。

2005年までは京都市ではなく、京都府北桑名郡だったところ。

京都市と合併してから訪れるのは、はじめてです。

Keihoku01

景色は、見わたす限り杉の木がビッシリ生えた山々。

国道477号線を進むと、右手の奥に山国神社の鳥居が見えます。

鳥居までの真っ直ぐで長い参道がとても印象的。

Keihoku02

山国神社は、平安時代以前からのふるーい神社。

祭神は、「いなばの白兎」で有名な大国主命(おおくにぬしのみこと)。

Keihoku03

境内に入ると、勇ましいすがたの狛犬。

人は、周りに一人もいません。

Keihoku04

「京都の自然二百選」にも選ばれているということですが、この二百選て、よく標識は見るんだけど他にどこが選ばれているのか一覧で見たくて。

京都府に問い合わせてみました。

京都府のHPに写真付きでバッチリ載っているということで、見てみたら下鴨神社の糺の森保津峡をはじめ、青蓮院の「クスノキ」とか植物単体を指定していたりもします。

話がそれましたが山国神社。

なんせ古い神社です。

770年くらいに建てられたそうです。

平安遷都の際には本殿などに必要な木材をこの周辺で調達したことから、御料地として皇室ともゆかりのある土地なのです。

Keihoku05

あー空気がおいしい!!

これだけ杉が植わっていたら花粉の時期は黄色い粉末がブア~ッと見えたりするんでしょうが、今はひたすら清涼な植物の呼吸。

なんでこんな遠くまで、というのは理由がありまして、実はそのへんに畑地を借りているのです(二列だけ)。

そこで、プチトマトとかミョウガとか、

「ちょっと使うだけなのに、スーパーで買ったら微妙に高い」

系の野菜を育てています。

Keihoku06

今日の収穫はシソ。

Keihoku07

↑泥のついた靴を洗っていたらl、サワガニがいた。

「ちょっと高い野菜がポンポン育ったらお得ダナ」

なんて言ってますけど、交通費、肥料、いろいろ考えたらミョウガなんて一粒300円くらいになってますよ。。

しかしまあ自然の持つとてつもない癒し効果と、不出来なのに格別の美味しさを持つ自家製野菜に免じて費用対は考えない、と。

話がそれましたが、京北には桜が超有名な 常照皇寺(じょうしょうこうじ)なんかもあって、見所がたくさんです。

桂川の上流なので、鮎もおいしい!!!

またご紹介します~

山国神社はコチラ↓

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投稿者 老舗モール 時刻 17時52分 京の神社
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2009年7月21日 (火)

京の道で「涼」に出会う

白と茶色のコントラストが美しい家屋に、

グリーンが天に向かって整然と並んでいました。

An01

朝顔の葉ですね。

植物は「きれいに並ぶぞー」なんて考えてるわけないのに、このリズミカルな葉の並び。

自然の造形美はスゴイです。

An02

時は昼下がり。

取材先から自転車で、暑さと油ゼミの鳴き声にクラクラしながらこの前を通りかったとき、

この緑が目に飛び込んできました。

その光景が凛としててとても綺麗で、なんだか救われたような気になって足を止めたのでした。

ミーンミーン。

クーラーガンガンのコンビニに飛び込んで急冷してもらうより、

視覚の「涼」は効果的。

そこんとこ、京都の人はよくわかってらっしゃるようで。

場所は東山三条にある「山梨製餡所」というお店。

An04

大正9年に初代が東山三条で創業。

あんこやぜんざい、ようかんなどを製造されている会社です。

An05

梅雨も明けて、これからが夏本番。

暑さに負けて室内でクーラー漬は不健康!

歩けば新鮮な驚きに出会える京の道を、暑さの引いた夕暮れ時にお散歩するのもいいですね^^

山梨製餡所はコチラ↓

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投稿者 老舗モール 時刻 13時18分 京の風景
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2009年7月16日 (木)

今日は宵山~

さっきまで雨が降ってたけど、京都市内は雨があがりました。

そう、宵々々山~山鉾巡行の間は毎年といっていいほど、バケツをひっくり返したような雨が降るような気が。

涼しくなっていいかもしれないですけどね~

というわけで、昨日の宵々山にスタッフ2人が行ってまいりました!

Gion01

こちらは鉾の中で唯一、生稚児(いきちご)が乗る長刀鉾。

他の鉾のお稚児さんは、人形です。

Gion03

祗園祭は「動く美術館」と呼ばれ、タペストリーや装飾品にも名品がズラリなので、

鑑賞の意味では昼間に見に行くのが一番なんですが、

この提灯の幻想的なこと!

この光景とお囃子の音で、

「あ~京都の夏、、、」って、思います。

Gion02

こちらは烏丸通六角にある「浄妙山」。

明日はいよいよ巡行ですが、この浄妙山は、昨年の巡行の「曳き手(鉾を引く人)」を全員外国人で統一されたそうな。

なんともインターナショナルな山。

今年はどうなのでしょう?

祗園祭で楽しいのは、

お囃子に耳を傾けること。

鉾と山を鑑賞すること。

そしてそぞろ歩きをしながら夜店をひやかすこと!

今年も無数の夜店が並んでました。

Gion09

最後に長刀鉾のお囃子、少しだけ。

お聞きください。

明日は山鉾巡行、そして「前の祭」とも呼ばれている勇壮な神幸祭が夕方からあります!

去年の様子はコチラ

Gion06

神幸祭は四条寺町のお旅所からスタートです^^

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投稿者 老舗モール 時刻 16時57分 京歳時記
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2009年7月10日 (金)

金の金平糖

こんぺいとうって、

金平糖

って書きますが、こんな金色の金平糖、見たことありますか?

まさに

金平糖

Konpeitou

拡大すると、黄金に輝く小宇宙。

食べてみると、

味も食感も、いつものおいしい金平糖。

Konpeitou02

ここで豆知識ですが、

金平糖の語源は、「砂糖菓子」を意味するポルトガル語

「confeito(コンフェイト)」

が訛って「こんぺいとー」となってことから。

すなわち

金平糖

ってのは当て字なのです。

カステーラやテンプーラなどと共に南蛮からやってきたコンペイトーは、江戸時代には大名の茶菓子として、明治時代には贈答用などの高級菓子として重宝されたそうな。

さてこの金の金平糖、300年の歴史を持つ金箔の老舗、堀金箔粉さんの新商品です。

Konpeitou03

う~ん、パッケージにも書いてありますが、なんともリッチなこの金平糖。

純金999.9と書いてあります。

限りなく純粋な純金で覆われた金平糖。

もちろん食用です。

この夢のあるお菓子、ちょっとしたプレゼントにもいいですね。

ふつうの金平糖とも混ぜてみたりして。

Konpeitou04

あと、まだやってないですけどケーキなんかにちょこっと飾ったりしてもものすごくかわいいんではないかと。

銀のアラザンみたいに。

堀金箔粉さんにはこういった斬新な商品がたくさん置いてあり、私はいつもお店にお邪魔すると猛烈にテンションがあがります。

アイデアがキラキラしてます。

まさに金キララ。

これから祗園祭で盛り上がる河原町御池のあたりにお店はあります。

お近くに寄られた際は是非^^

ゴールドの世界がそこにあります。

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投稿者 老舗モール 時刻 18時16分 京のもの
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2009年7月 7日 (火)

京焼 その伝統と革新

天に向かって四角い口を開ける、抽象的な物体。

アンバランスの中に絶妙なバランスを見出せる、陶器製の花器です。

Kiyomizu02

こちらは、京焼の伝統を脈々と受け継ぐ、清水六兵衛(きよみずろくべえ) 八代目の作品。

というわけで、

京都に息づく伝統工芸の世界をみてみよう!

シリーズ第九回は、「京焼」!

第一回>>繊細優美な硝子工芸

第二回>>役者の心を代弁、能扇

第三回>>「育つ」銅製茶筒

第四回>>「漆黒と金の競演、象嵌」

第五回>>「植物染が生む古代の色彩」

第六回>>「中国の伝統を継承 青銅器」

第七回>>「蘇る『織の美」

第八回>>「能面」表情の妙

京焼とは、京都で作られる焼物の総称です。

「京焼の特徴ってなんなの?」

って思われてる方もたくさんいらっしゃるでしょうが、

なんせ京都産であれば

「京焼」

と呼ぶので、特徴というと とても難しいところです。

清水六兵衛は前述のとおり現在八代目。

八代目は建築を学んだこともあり幾何学的で斬新な陶器を制作されています。

Kiyomizu03

↑こちらも花器ですよ!

しかし、代々の清水六兵衛はそれぞれに作風が異なります。

歴代の清水六兵衛の作品を見ていけば、京焼が実に多様であるか、おわかりいただけるかと思います。

初代が五条坂に窯を開き、

Kiyo01

二代は奔放な作風を好みました。

Kiyo02_2

三代は豪快さと進取の気性で明治の京焼界を代表する名作を残し、

Kiyo03

四代は富岡鉄斎ら文人との合作を多く試み

Kiyo04

五代は新たな技法を研究・開発する一方で琳派風の伝統的な器物を制作。

Kiyo05

六代は若き日に学んだ日本画の表現を用いた、重厚かつ華麗な作風。

Kiyo06

七代はというと、陶芸家となる前に、清水九兵衞(きよみずきゅうべえ)の名で世界的彫刻家として活躍しました。

みやこめっせの前のこの作品も、清水清水九兵衞氏によるもの。

Kiyomizu01

赤くてアルミ製の野外彫刻。

いろんな場所で一度は目にされた方もいらっしゃると思います。

七代目を襲名後は、彫刻の制作で培われた感覚を作陶に投影しました↓

Kiyo07

皆様は何代目の作風がお好みでしょうか?

私は個人的に三代と六代の作品が好きです。

かのように、同じ作風を代々受け継ぐのではなく、

その精神をこそ受け継ぐ

ここに徹底してきた清水六兵衛。

新たな技法に果敢に挑んだ歴代により、京焼の伝統は作られてきました。

清水六兵衛の伝統と革新は今後も続く。

未来の京焼シーンは、どんなふうになっているのでしょうか?

そんなことを考えるとワクワクします^^

八代清水六兵衛の作品は、只今現在岡崎にある京漆匠 象彦 にて展示されています。

是非行かれてみてください◎

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清水六兵衛の窯はコチラ↓

投稿者 老舗モール 時刻 11時57分 京のもの
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2009年7月 3日 (金)

「能面」表情の妙

「能面のような顔」

よく聞くたとえ文句です。

のぺーと無表情な顔のことを言いますが。

Iwaizouonna

実は能面は表情豊か!

その理由を説くべく、

京都に息づく伝統工芸の世界をみてみよう!

シリーズ第七回は、「能面」!

第一回>>繊細優美な硝子工芸

第二回>>役者の心を代弁、能扇

第三回>>「育つ」銅製茶筒

第四回>>「漆黒と金の競演、象嵌」

第五回>>「植物染が生む古代の色彩」

第六回>>「中国の伝統を継承 青銅器」

第七回>「蘇る『織の美」

さて、能面には種類が70~80種あるといわれ、冒頭に載せました能面は

「増女(ぞうおんな)」

という面。

気高く崇高な顔立ちで、天女や神女の役に使われます。

注目して頂きたいのはココ。

Iwaimesikaku

くりぬかれた目の部分。

増女の面は、目が「四角く」くりぬかれているのがおわかりでしょうか?

増女は若い女性の面。四角くくりぬいたほうが瞳がつぶらに見えるからそうしてあるんだそうです。

対して中年女性の面や男性の面は、目が「丸く」くりぬかれています。

こんなふうに。

Iwaizoomu

それにしても能面で穴が開いているのはこの目の部分とわずかな鼻孔の部分だけなんですよね。

能面はオーダーメイドで作るわけでもないので、

能面と演者の両目の間隔がぴったり!

なんてことはなかなかないわけで、

演者はかなり視界の悪い

かつ息苦しい状態で演じているのでしょうね。

さて、上の赤い顔の能面はなにかといいますと、

Iwai03

猩々(しょうじょう)という、

妖精

のお面です。

妖精、、、です。

猩々は中国の説話に出てくる、海に住む酒好きの妖精とのこと。

シャシャーと描かれた髪の毛は、水からあがってきた直後の、髪のペットリ感を表しています。

女面をもう1つご紹介しましょう。

冒頭の増女に比べて、比較的やさしい面立ちなのが

孫次郎(まごじろう)。

Iwaimagojiro

増女よりは少しだけ成熟した女性像です。

女性なのにまごじろう。

これは、最初にこの面を作った作者の名前を取っているそうな。

冒頭に、「能面はとっても表情豊か」

と書きましたが。

舞台では顔の傾き加減や光の当たり具合を駆使し、本当にゾッとするくらい表情が変ります。

「能面のような」というのは実は喜びにも悲しみにも転じられる「中間表情」のことなのです。

能面を少し上に向けると「照る」といい、明るい表情に。

下に傾けると「曇る」といい、とたんに物憂げな表情に変ります。

今回ご紹介した能面は全て、京都で活躍する能面師、岩井彩(いわいあや)氏によるもの。

Iwaioo

岩井氏は学生の頃、関西の面打ちの隆盛を極めた北澤如意に師事しました。

師の技を引き継ぎ、彼女の作る能面は名立たる舞台で使用されています。

翁も見せていただきました。

Iwai02

う~ん 奥行きのある表情です。

岩井彩氏の作品は、只今現在岡崎にある京漆匠 象彦 にて展示中されています。

Iwaizohiko

お買い求めも頂けます!

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岩井彩氏は能面工房も主宰しておられます。

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