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2009年6月23日 (火)

蘇る「織」の美。

昔、中学校の美術の授業で色彩構成という課題をやりました。

直径20cmほどの円を描き、、円の中に直線を縦横無尽に引いて円を約30パーツに分割。

そこに好きな色を塗っていくというもの。

ただし二度と同じ色を塗ってはいけません。

何十色もの色で空白を埋めていき、かつ調和が取れていないといけない。

色のハーモニーというものは、見てる分には「きれい」「きれいじゃない」を判断するのみで簡単ですが、

いざ自分でやってみると、相当悩むものです。

そんな中、織物の色彩感覚とういうのはどうしてあんなにも計算され尽されているのだろうと、私は感嘆の念を抱かずにはいられません。

これからご紹介する画像は、全て龍村美術織物によるもの。

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京都に息づく伝統工芸の世界をみてみよう!

シリーズ第六回は、「織物」!

第一回>>繊細優美な硝子工芸

第二回>>役者の心を代弁、能扇

第三回>>「育つ」銅製茶筒

第四回>>「漆黒と金の競演、象嵌」

第五回>>「植物染が生む古代の色彩」

第六回>>「中国の伝統を継承 青銅器」

日本は古くから織物技術が発達し、正倉院や多くの社寺などに立派な絹織物が残されています。

しかし、いつしか時代の変遷の中でそんな凝った絹織物は途絶えて、遺品として残るものも少なくなってきました。

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そこで登場するのが、染織研究の第一人者・龍村平藏(たつむらへいぞう)氏。

明治27年、龍村美術織物を創業。

以降、歴代龍村平藏のたゆまぬ研究心と努力で、ベールに包まれていた各種の織物の秘技が現代に再現されてきたのです。

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龍村平藏の方針は、「いかに真実に近づくかは、いかに偽りを排除するか」。

復元作業は、変色、退色した古代織物をもとに、糸や染料の種類、編み方を1つ1つ探っていく、気の遠くなるような仕事です。

その1工程づつ、推測が正解か不正解かをストイックに判断し、作業は厳密を極めます。

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こうして浮かび上がる古代の美は、新しい感覚の「織物美術」に生まれ変わります。

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現在龍村美術織物が手がけておられるのは実に多岐に及びます。

タイムリーなものから言うと祇園祭の鉾、山を装飾するタペストリーの復元作業。

他、インテリアファブリックや、大きいものでは緞帳まで様々です。

小さなものでは↑こんな美しいストールや

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↑光沢と色が美しいネクタイ。

他、品のあるハンドバッグなど、素敵な小物が揃っています。

上記の小物は、現在岡崎にある京漆匠 象彦 にて展示中。お買い求めも頂けます!

是非行かれてみてください◎

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投稿者 老舗モール 時刻 17時43分 京のもの
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