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2009年3月10日 (火)

究極のお嫁入り道具

桜のつぼみが徐々にふくらむ岡崎疎水を越えて、漆器の老舗、象彦さんへお邪魔しました~

目的は、象彦二階ショールームで定期的に開催されている展示。

今は弥生展と称し、

「竹蒔絵 御婚礼手許道具揃」が展示されてます。

Zohiko01

展示されているのは、徳川中期の浪速随一の富豪が婚礼用として作らせた、お嫁入り道具の数々。

時を経ても艶やかな漆地に、当時の秀逸な蒔絵技術により、繊細で優雅な竹の模様が描かれています。

お道具はもちろん↑の箱だけではありません。

中でも目を見張ったのは、数百個もの貝一つ一つに極彩色で雅な図柄が描かれた

『貝合わせ』。

Zohiko02_3

見ているだけでタイムスリップしそうなこの絢爛な世界!

細かいながらも筆づかいのはっきりと残る美しい絵柄は、一つ一つ見ていても飽きません。

いや つーか ひとつほしい。。。

と密かに思っていると、

「実はこの貝合わせは全て現存しているわけではないのです。

何個か欠けておりまして。

そのうちの一つは、マッカーサーに差し上げたという話が残ってるんですよ。」

と象彦の営業さん談。

!!

ママママッカーサーですか。

素敵な逸話です。

Zohiko03_2

貝合わせは夫婦和合の象徴であり、嫁入り道具としては非常に重要な意味を持っていたとされています。

当時は婚礼行列の際には先頭で運ばれるくらい大事な道具だったそうな。

Zohiko04_2

それにしても大きなハマグリです。

これら数百個の貝合わせは、この六角の蒔絵箱に収められています。

Kai

他には、お歯黒をするときのお道具とか、

Zohiko11

何に使うんだろう、とってもとっても小さな箱とか↓

Zohiko12

どれもこれも繊細な竹の蒔絵が入っていて、本当に美しいお道具ばかり。

当時の浪速の富豪のお嬢様のお道具、ということで、通常はここまで豪華ではなかったでしょう。

まーしかし同じ女性としては、なんだか見てるだけでぽ~と夢心地になってしまいました。

下世話な話、今作ったらどれくらいになるのでしょう。。?

いや、現代ではこれだけ緻密な作業を請け負う職人さん自体を探すのが難しいかもしれない。

それにしても、現代においての嫁入り道具って、どんなのでしょうか。

一昔前は着物がびっしり入った箪笥とか、鏡台とか、いーろいろあったみたいですが、事情も変わってきているのでしょうか。

結納も省略するような現代。

地域差もかなりあるようですから、お嫁入り道具古今東西を調べるのもおもしろそう。

やー目の保養になりました^^

弥生展
『竹蒔絵 御婚礼御手許道具揃』
は、

3月15日(日)まで開催されています。

興味のある方はどうぞお見逃しなく!

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投稿者 老舗モール 時刻 17時28分 京の老舗
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2009年3月 2日 (月)

岡崎の白河院

岡崎の動物園を越えてずっと東へと歩いていくと、こんな石碑がありました。

Shirakawa01

「此付近 白川院址(このふきん しらかわいんあと)」

京都って、ほんと石碑多い。

犬も歩けば石碑に当たります。

それだけ歴史スポットが多いってことですよね。

して、この白川院とはいったい何ぞや?

Shirakawa02

白河院は,藤原良房(804~872)の別荘だったところ。だそうです。

藤原氏によって代々受け継がれてきたみたいですが、後に白河天皇に献上されます。

そして承保2年(1075)、白河天皇によってこの地に法勝寺が建立されました。

法勝寺は当時この土地でかなりの敷地と勢力を誇っていたのですが、度重なる地震や火災で諸堂が倒壊したりするうちに、衰退の一途を辿ってゆき、、、

末はとうとう廃寺になり、その後、大正、昭和を経て今に至る。とな。

んでは今はココは一体何になってるの?

上の写真を見ると、庭もきれいに整備されてそうだし。

答えは、なんと旅館になってるのでした。

美しい山水庭園と数寄屋造りの別館を有す、本格的な宿だそうで。

Shirakawa03

少しだけお庭が見えました。

裏側から見てるので木が邪魔ですね。。。

宿の窓から見たらもっときれいなはず。

この庭園は平成15年付けで京都市の名勝に指定されています。

★立地は観光に便利な岡崎

★の割に周囲は喧騒から離れた閑静な環境

★京都風情たっぷり

★料理も二食付く

とくりゃあ、さぞ高いんでしょうなぁ~

と思いきやどっこい、なんと一泊二食付で

約一万三千円から

ですって!!

やすい。

実際宿泊してないのでなんとも言えないけど、京都に泊まりたい友人がいたらおススメしてあげたい。

季節の花も次々と咲いて、ずいぶんキレイだそうですよ。

私がフラッと訪れたときは、椿が咲いてました。

Shirakawa04

京都に住んでると、京都の宿情報には全く詳しくなれないんですが

(特に旅館なんかはひっそりと建ってるものですしね~)

食べ物屋さんやカフェかと思ってたら

え~ココ泊まれるんだ!!

みたいなことがよくあります。

中にはたいそう雰囲気の良いところもあって、宿泊する必要のない自分にがっかり。

みたいなときもあり。

またご紹介しますね★

白河院に泊まるなら、是非散歩がてら立ち寄って頂きたいのが京漆匠 象彦

1661年創業の老舗。白河院から徒歩10分の距離にあります。

艶やかな一流の漆器がズラリと並ぶ様子は、ほんと目の保養になります^^

片身替 白檀6.5寸ボールは潔いデザインがオシャレな逸品。

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投稿者 老舗モール 時刻 18時37分 京のおでかけ
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2009年3月 1日 (日)

御所人形の世界

上品にまとまった愛らしい表情。

ツルリと真っ白な肌。

じぃいいっ

と見入ってしまう、この御人形は。

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御所人形と呼ばれています。

御所人形は、江戸時代中期に朝廷や公家など高貴な人々から愛されてきた、大変品格の高いもの。

Ito02

このツルンとした白い肌、素材はなんだと思いますか?

なんと、桐の木なんです。

桐の木を磨いた後に、真っ白な胡粉を塗り重ねて磨き上げてあるんですね。

木材をこれだけツルンツルンに磨いて、柔らかな線を出すだけでも、気の遠くなりそうな作業ですよね。。

Ito03

これらの人形を作り続けているのが、

「有職御人形司 伊東久重(ゆうそくおにんぎょうし いとうひさしげ)」。

伊東家は1767年に、朝廷御用の御所人形司としての名を賜って以来、愛らしい御所人形を作り続けてきました。

それは今から242年前のことであり、当代でなんと十二世です。。

一方、桐箱に装飾を施した、「高盛金彩蒔絵」という手法を用いた桐箱も製作されていて、、

これがまた

うつくしーい!!

Ito05

全景で見ると、まあ美しい。

アップで見てみると、、

03_2

うつくしーーー!!!

こんな梅の模様だって

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05 

はあぁ~~(ため息)

きれいすぎます。。。

このような雅な美を生み出す伊東久重先生は、実はとっても気さくな方です。

作品についても、とてもわかりやすく語ってくださいます。

なんでも同志社女子大学の非常勤講師も勤めていらっしゃるとか。

そしてそして、その伊東久重先生の過去の作品を一堂に展示した、

宮廷の雅 -受け継がれし入神の技- 十二世 伊東久重 御所人形の世界

という大規模な展覧会が、現在滋賀県の佐川美術館で開催されています。

御人形は一点物もたくさんあるので、今回の展示のために、お買い上げになった方々から御人形を借りて、展示されているそうです。

展示終了後は、再び各お客様のもとに帰っていく御所人形ですから、今回ほど一堂に人形が集まる機会はとっても少ない。というわけですねー

会期は、3月8日(日)まで。

下記内容で開催だそうです!

気になる方はお早めに!!

■会期
2009年2月3日(火)~3月8日(日)
■時間
9:30~17:00(入館は16:30)
■休館日
2月9日,16日,23日、3月2日
■場所
佐川美術館
守山市水保町北川2891
■料金
一般1,000円 高大生600円 小中生300円

伊東久重先生の特集ページはコチラ

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佐川美術館はコチラ↓

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投稿者 老舗モール 時刻 17時50分 京のもの
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