究極のお嫁入り道具
桜のつぼみが徐々にふくらむ岡崎疎水を越えて、漆器の老舗、象彦さんへお邪魔しました~
目的は、象彦二階ショールームで定期的に開催されている展示。
今は弥生展と称し、
「竹蒔絵 御婚礼手許道具揃」が展示されてます。
展示されているのは、徳川中期の浪速随一の富豪が婚礼用として作らせた、お嫁入り道具の数々。
時を経ても艶やかな漆地に、当時の秀逸な蒔絵技術により、繊細で優雅な竹の模様が描かれています。
お道具はもちろん↑の箱だけではありません。
中でも目を見張ったのは、数百個もの貝一つ一つに極彩色で雅な図柄が描かれた
『貝合わせ』。
見ているだけでタイムスリップしそうなこの絢爛な世界!
細かいながらも筆づかいのはっきりと残る美しい絵柄は、一つ一つ見ていても飽きません。
いや つーか ひとつほしい。。。
と密かに思っていると、
「実はこの貝合わせは全て現存しているわけではないのです。
何個か欠けておりまして。
そのうちの一つは、マッカーサーに差し上げたという話が残ってるんですよ。」
と象彦の営業さん談。
!!
ママママッカーサーですか。
素敵な逸話です。
貝合わせは夫婦和合の象徴であり、嫁入り道具としては非常に重要な意味を持っていたとされています。
当時は婚礼行列の際には先頭で運ばれるくらい大事な道具だったそうな。
それにしても大きなハマグリです。
これら数百個の貝合わせは、この六角の蒔絵箱に収められています。
他には、お歯黒をするときのお道具とか、
何に使うんだろう、とってもとっても小さな箱とか↓
どれもこれも繊細な竹の蒔絵が入っていて、本当に美しいお道具ばかり。
当時の浪速の富豪のお嬢様のお道具、ということで、通常はここまで豪華ではなかったでしょう。
まーしかし同じ女性としては、なんだか見てるだけでぽ~と夢心地になってしまいました。
下世話な話、今作ったらどれくらいになるのでしょう。。?
いや、現代ではこれだけ緻密な作業を請け負う職人さん自体を探すのが難しいかもしれない。
それにしても、現代においての嫁入り道具って、どんなのでしょうか。
一昔前は着物がびっしり入った箪笥とか、鏡台とか、いーろいろあったみたいですが、事情も変わってきているのでしょうか。
結納も省略するような現代。
地域差もかなりあるようですから、お嫁入り道具古今東西を調べるのもおもしろそう。
やー目の保養になりました^^
弥生展
『竹蒔絵 御婚礼御手許道具揃』 は、
3月15日(日)まで開催されています。
興味のある方はどうぞお見逃しなく!
京漆匠 象彦はコチラ↓
投稿者 老舗モール 時刻 17時28分 京の老舗
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