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2009年7月 6日 (月)

国宝・怖い絵【京都便利堂】

ありがとうございます。
京都便利堂でございます。

最近本屋さんでよく見かける「怖い絵」という本book
西洋の絵画の怖い絵がたくさん紹介されています。
1冊読んでみましたが、あらゆる意味で怖かったりして、なかなか興味深いものでした。

これを読みながら、思い出した作品がありました。
日本版の怖い絵とでも申しましょうか。
しかも国宝です。。

今日はその作品を皆様にご紹介したいと思います。

「国宝 慧可断臂図(こくほう えかだんぴず)」
画聖、雪舟の作です。
日本一国宝指定が多い画家です。

まずは画像をご覧ください。

Ekadanpizu

up
後ろ向きに白いゆったりした衣服の男性が座っており、
手前には僧侶のような袈裟を着た男性が立っています。

後ろ向きに座っているのが達磨大師(だるまたいし)、
手前にいる僧侶が慧可(えか)というお坊さんです。

慧可は、達磨に弟子入りを志願していましたが、達磨はそれをなかなか認めようとはしません。
そこで慧可は、その決意を達磨に見せようとしました。

その場面を描いた作品です。

…う〜ん。どこが怖い絵なの?

そうですよね。
そう思いますよね。
私も最初見たときは、特に何も思いませんでした。

それではご説明いたします。

慧可の左手をご覧ください。
達磨に差し出していますよね。

その左手の付け根をよーくご覧ください。
この画像ではちょっと見にくいのですが、左手の付け根に赤い筋が描かれています。

なんでこんな所に赤い筋がsign02
まさかsign03

そうなんですsign03
赤い筋は血。。

慧可は、弟子入りの決意を表明するために、左手を切断してしまったのです
sign03

この左手は、慧可の切断された手なのです。

だから、
「慧可断臂図(えかだんぴず)」→慧可がひじを断った絵
というタイトルなのです。。

それにしても、その左手は、切断されているというのにあまり痛そうな感じがしません。
まるでそんなたいしたことをしたような感じではなく、むしろ綺麗な所作を感じます。
だから、まさか切れているとは思わないのですが。

そういう風に描いて、慧可の決意のすごさを表現したのでしょうか?

特に何事もなかったかのように見せながら、めちゃくちゃ怖sign03
逆に何事もなかったような雰囲気が怖いというか。。

たった一本の赤い筋によって、全てを物語っている絵。
そんな風に描くことができる雪舟は画聖と呼ばれ、
作品のうち6点も国宝指定になっているわけです。

京都便利堂老舗モール店ではこの作品を色紙に仕立てて販売しております。
以前、この商品ページを作るために、
レプリカではありますが、色紙の写真を撮影したのですが。。

間近で見て、けっこうゾーっとしました。。
写真より赤い筋がはっきり見えるので怖さ倍増でしたよ。。

日本の怖い絵、いかがでしたでしょうか?


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投稿者 京都 便利堂 時刻 13時13分 文化・芸術
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コメント

その本パラパラと本屋で立ち読みしました。
普通の絵ばっかりやけどよく見たら恐ろしいですね。

投稿: まご | 2009/07/06 21:55:08

まご様、コメントありがとうございますhappy01

あの本、立ち読みされましたかbook
普通の絵なのによく見たらめっちゃ怖いんですよねshock
本当に恐怖を感じるものというのは、そういうものなのかもしれませんね。

私はまだ1と2しか見ていないので、3を読みたいと思っています。
1と2は運良く借りることができたので、ゆっくり読めたのですが、3はどうしようか考えています。
というのも、あの怖い本を自宅に置いておくのが怖いな〜と思って、購入をためらっています。。

皆さんどうされているのか、非常に気になるところですsmile

投稿: 京都便利堂 | 2009/07/07 9:57:21

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