仏像の上下関係とは?【京都便利堂】
ありがとうございます。
京都便利堂でございます。
この週末、東京国立博物館で開催している「国宝 阿修羅展」が終了します。
東京会場は6月7日で終了ですが、このあと7月には九州国立博物館に巡回しますよ![]()
7月14日〜9月27日とおよそ2ヶ月展示されています。
さて、この先日まで取り上げてきた阿修羅は仏像なのですが、
仏像にも種類があることはご存じでしょうか?
たとえば、大日如来だとか、普賢菩薩だとか、帝釈天だとか。
実はこれ、名前の末尾で階級を表しているのだそうです。
そこにおさまらないものもたくさん在るのですが、大まかに分けるとこのような感じです。
最も位が高いのが大日如来や阿弥陀如来などの、名前の末尾に「如来」 とつく仏像。
3番「法隆寺 国宝 阿弥陀三尊像(あみださんぞんぞう)(伝橘夫人念持仏)(脇寺は菩薩)」
6番「東大寺 国宝 盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)」
8番「室生寺 国宝 釈迦如来立像(しゃかにょらいりゅうぞう)」
が如来です。
次に位が高いのが、「菩薩」。
普賢菩薩や弥勒菩薩、千手観音菩薩などです。
写真では2番「唐招提寺 国宝 千手観音立像(せんじゅかんのんりゅうぞう)」と3番の左横にいる脇侍が菩薩です。
三番目の位が「明王」。
愛染明王や孔雀明王、不動明王などです。
写真には残念ながら写っていません![]()
四番目の位が「天」。
帝釈天や梵天、そして阿修羅もここに入ります。
1番が「東大寺 国宝 金剛力士像(吽形)(こんごうりきしぞう うんぎょう)」
4番が「東大寺 国宝 金剛力士像(阿形)(こんごうりきしぞう あぎょう)」
5番が「新薬師寺 国宝 十二神将立像のうち伐折羅大将像(じゅうにしんしょうりゅうぞうのうちばさらたいしょうぞう)」
7番が「興福寺 国宝 八部衆立像の内阿修羅像(はちぶしゅうりゅうぞうのうちあしゅらぞう)」
これら全てが天部です。
その違いは??
如来は悟りを開いた姿。
菩薩は将来悟りを開くために修行をしている最中。
人々を救済するために働いています。
56億7000万年後に如来になれるそうです。
途方もない数字ですね。。。![]()
でもそれだけ頑張れば如来になれるのでしょうね。
明王は大日如来の使者。
だいたい怒りの表情をしています。
仏教の敵を追い払うお仕事をされているので、剣などの武器を持っていることが多いです。
そして、天。
これはヒンドゥー教など仏教以外の神様が仏教の中に取り入れられた姿です。
仏教を守護する役割を担っています。
京都の東寺にもいらっしゃる帝釈天は、ヒンドゥー教では最高神のインドラという神様です。
阿修羅がアスラと呼ばれ、悪神とされていた時、戦いを挑んでいた神様はこのインドラです。
このように同じ仏像と言ってもそれぞれ特徴や役割が分れているからこそさまざまなスタイルがあるのですね。
今回ご紹介した写真の絵はがきは、西村幸祐氏の切り絵作品「ならのみほとけ」をコロタイプ印刷で表現したものです。
奈良県にあるどれも有名な国宝の如来や菩薩、天など8体がセットになっています。
切り絵ならではの白黒のコントラストが、深い黒色のコロタイプ印刷でより際立つ商品です。
京都便利堂 東京店では、6月20日まで販売となりますので、是非お手に取ってご覧頂ければと思います。
皆様のご来店心よりお待ち申し上げております![]()
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投稿者 京都 便利堂 時刻 13時13分 日記・コラム・つぶやき
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