【京都便利堂】曼珠沙華・彼岸花……
ありがとうございます。
京都便利堂でございます。
もうすぐお彼岸ですね。
そろそろこのお花も見かけるようになるでしょうか。
曼珠沙華。彼岸花。
幾通りも呼び名のある、鮮やかな赤い色をしたお花ですが、お墓の周りなどでよく見かけます。
だからでしょうか。
見かけると、過去のことだというのに、亡くなった親族を思い出して悲しい気分
が色鮮やかによみがえります。
花言葉も「悲しい思い出」![]()
歴史上にも、悲しい思い出はたくさんあります。
幕末もそのひとつ。
今日は、そのお話を。。![]()
まず、疑問なのですが、
現代の日本には傑出した政治家というものが少ないように思いますが、
幕末の諸藩では、どうしてあんなに数多くの人材
を輩出することができたのでしょうか?
それは、当時、諸藩が競って文武両道に秀でた若者を江戸に留学させ、持ち帰った知識
や経験
を自藩の経営に役立てるよう努めていたからです。
学問塾としては、もとは幕府直属の武士団である旗本の子弟を教育する官立機関で、
後に諸藩の子弟も入門できるようになった「昌平坂学問所」(東京大学の前身)を筆頭に、
吉田松陰や高杉晋作、三菱財閥の創始者となる岩崎弥太郎などが入門した安積艮斎(あさかごんさい)の儒学塾や佐久間象山の蘭学塾などがあり、
剣術修行の塾としては、![]()
最高峰として憧れ![]()
の存在だった「江戸三大道場」と言われる
北辰一刀流 千葉道場「玄武館」、
神道無念流 斉藤道場「錬兵館」と
鏡心明智流 桃井道場「士学館」がありました。
これら道場には様々な若者が集まり、藩の垣根を越えて交流を深めたり情報交換をしたりしていましたが、
突然、間近で黒船来航![]()
という驚天動地の体験をし政治家も学者も巻き込んで沸騰する
議論と混乱の中で何の解決もできない幕府の実態を目にした彼らは、
切実な危機感と若者特有の純粋さをもって激論
を戦わせつつ自分達の主張を形作って行きます。
あたかも昭和の時代、60年代から70年代にかけての学生運動
のような熱気
だったのではないでしょうか。
因みに千葉道場(「玄武館」ではないが)の塾頭は坂本龍馬、斉藤道場の塾頭は桂小五郎、桃井道場の塾頭は武市半平太がそれぞれ勤めており、この三大道場は差し詰め現代の早稲田、慶応、東大といった存在だったようです。
しかし、やがてそれぞれ出身藩の立場や受けてきた教育
、経験などの違いから、彼らの行動も別なものとなって行きます![]()
密航して外国を見に行こうとする者、
力づくで外国人を打ち払おうとする者、
何としても幕府を守ろうとする者、
又倒そうとする者。
更に彼らがそれぞれの藩に帰ってからとった行動はいずれも過激なもので、
藩全体の考えを自分達の思想に染めようと藩内でクーデターを起こしたり、脱藩して諸国を巡り、同じ考えの者達の力を糾合しようとしながら、やがて朝廷(天皇)の権威を利用しようと京都に集まってきます![]()
![]()
そこで対立する勢力を「天誅」![]()
というテロによって抹殺し始め、幕府方はそれを検挙する為に新撰組や見廻り組などの特別警察を組織して取り締まろうとします。
新撰組にしてみれば「勤皇の志士」なんていうのは政府転覆を企む過激派にしか見えなかったろうと思います。
新撰組の幹部も江戸で「試衛館」という道場を開いていた者達でした。
もっとも三大道場とは違い「天然理心流」という三多摩の田舎剣法で、真剣を使った試合には滅法強いが、竹刀での勝負には弱く、
道場破りが来ると、斉藤道場の塾頭、桂小五郎を呼んで変わりに立太刀合ってもらい、追い返していたそうです。
ですから、おそらく桂小五郎と近藤勇などは、親しく時勢を語り合った仲
ではなかったかと思われます。
そんな関係にあった二人も、時を隔てて京都で再会すると命のやり取り
をせねばならぬ敵同士となっていました。
幕末には、そのように巡り合わせが生んだ悲喜劇が沢山あるのですが、
いずれにしろ数多くの有為な青年達が殺し合う悲しい時代だったのです![]()
![]()
それにしても、当時の剣術は様々あったのですね。
その中でも最高峰と呼ばれる剣術「北辰一刀流」は、![]()
幕末月旦札![]()
の役にもなっていますよ。
一体誰が北辰一刀流なの![]()
このように、役の内容に興味を持っていただきながら遊んでいただくとより楽しんでいただけると思います![]()
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投稿者 京都 便利堂 時刻 16時16分 学問・資格, 経済・政治・国際
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