【京都便利堂】薩長同盟が倒幕の決め手
ありがとうございます。
京都便利堂でございます。
ここは京都御苑。
蛤御門(はまぐりごもん)です。
京都御苑への入り口はたくさんあるのですが、この門は、他の門と少し違います。
このように、門に傷跡があるのです。
弾丸の跡のような丸い傷。
これは、幕末の時についた傷跡だそうです。
ここで、事件
があったのです。
「禁門の変」と呼ばれるその事件![]()
長州藩の企てた恐ろしい暴挙を、ここで弾丸の跡が残るほど激しく争って![]()
食い止めたのでした。
食い止めたのは、御所の護衛に当たっていた、会津・桑名そして薩摩藩。
ん?薩摩?
確か、薩摩と長州が「薩長同盟」を組んで幕府を倒したのではなかったっけ?
なのに、薩摩と長州がここで争った![]()
![]()
とはどういうことでしょう?
また、その「薩長同盟」が明治維新のターニングポイントとして挙げられるのはなぜでしょうか?
時の流れを追いながら
、確認していきましょう。
幕末の動乱期に、徳川幕府の体制を維持しようとする勢力(佐幕派)と天皇を中心とする新体制の実現を目指す勢力(勤皇派)が激しく対立しますが、
保守層として一応まとまっている佐幕派に対して西国雄藩を中心とする勤皇派は、それぞれの思惑もあり、なかなか一枚岩にはなっていませんでした。
中でも特に力を持っていた薩摩藩と長州藩は、激しい主導権争いをする「犬猿の仲」![]()
という間柄でした。
両藩の関係が決定的になったのは、黒船来航から10年後の1863年に起きた「文久の政変」というクーデターによって長州藩が京都から追われ、政治的に失脚してからです。
当時の長州藩は、どこよりも天皇に対する尊崇の念が強く、日本一の勤皇藩を自負していました。
そこで、大の外国嫌いであった孝明天皇の意として「攘夷」(外国を打ち払う)を実行するよう幕府に迫り、それができないことを口実に天皇を担いで倒幕の「錦の御旗」を挙げようとします![]()
しかし、当の孝明天皇は、妹の和宮を嫁がせた第十四代将軍 徳川家茂を実の弟のように可愛がり、何とか幕府と協調して行こうという「公武合体」を目指していたため、長州藩の画策は全く意に沿わぬものでした![]()
これを察知した薩摩は、朝廷における自藩の立場を確固たるものにすべく、事もあろうに佐幕派の会津藩と手を結び、天皇の詔勅(命令)を奉じて一気に長州藩を京都から追い払ってしまいます![]()
この政変をきっかけに自暴自棄となった長州藩は、京都の武力制圧を目論みますが、会合場所の池田屋を新撰組に襲撃されて計画が失敗する(池田屋騒動)
と、
次に軍勢を京都御所に乱入させて天皇を国許に奪い去ろうという暴挙(禁門の変)![]()
に出た結果、
ついに朝敵(天皇に敵対するもの)の汚名を蒙り、幕府の征伐軍から攻められます。
また、国許の下関海峡で外国船を砲撃するという「攘夷」を独断専行で実行したため、イギリスなど四カ国連合艦隊からの報復を受けて瀕死の状態に陥り、止むなく幕府に降伏することとなります。
そんな状況の長州藩を救おうと、土佐の坂本龍馬や中岡慎太郎が薩摩藩を動かします![]()
当時の薩摩藩は凶作のため
米が不足していましたが、長州藩は豊作で
米が余っていました。
そこに目をつけた龍馬が、長州から薩摩に
米を売らせ、薩摩は公的に
武器が買えない長州に代わって外国から武器を購入し、長州に引き渡すという取引を持ちかけます。
藩を瀕死の状況に追い込んだ薩摩に対する長州の怨念は「恨み骨髄に達する」
程であったに違い有りませんが、
この時、長州藩代表の桂小五郎は「たとえ長州が滅んでも薩摩が勤皇の志を引き継いでくれれば良い。米は無償で進呈する。」と言ったそうです![]()
人間の感情を「経済」というフィルターを通して浄化しようとした龍馬の感覚も素晴らしい
ですが、それに応じた桂の度量にも驚きます![]()
この結果、
最新兵器を手にした高杉晋作や大村益次郎らによる軍制の近代化に成功した長州藩は再び息を吹き返し倒幕派の一大勢力となります。
その後、幾多の困難がありましたが、龍馬、慎太郎の斡旋によって政変から3年後、薩長軍事同盟が成立したのです。
その後、土佐藩、肥前鍋島藩などが加わって軍事力のバランスが大きく倒幕派に傾き、岩倉具視や大久保利通などの巧みな朝廷工作の成功もあって時代は明治維新へと加速して行ったのでした。
なるほど。
そんな流れがあって「薩長同盟」が結ばれ、それがターニングポイントとなって倒幕へと進んでいき、明治維新となったのですね。
上の写真
のように、今はのんびりした穏やかな空気の流れる京都御苑。
中は公園になっていますから、特定の場合以外は自由に出入り
することができます。
ひとつ違えば、もしかしたらこの空気はなかったのかもしれませんね![]()
今回のブログでひとまず幕末のお話しは終了です![]()
色々と楽しんでいただけましたでしょうか![]()
よかったら、これをふまえて、幕末月旦札で遊んでみてくださいね![]()
←ブログランキングに参加しています!是非1クリックをよろしくお願いします
投稿者 京都 便利堂 時刻 18時06分 学問・資格, 経済・政治・国際
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)









