【京都便利堂】幕末の悲恋
ありがとうございます。
京都便利堂でございます。
「幕末月旦札」、様々なところで取り上げていただきましてありがとうございます。
→読売新聞記事
おかげさまでたくさんご注文をいただき、誠にありがとうございます。
しかし、現在在庫がつきかかっております……。
申し訳ございません。
9月10日頃には新しく商品が入る予定でございます。
配送が遅れますこと、何卒お許しくださいませ。
それでは、今日も幕末に関するお話しをさせていただきます。
少し季節が違うのですが、京都便利堂では、昔の雛道具をデザインしたクリアファイルを販売させていただいております。
実はこの雛道具、幕末の頃の悲しい歴史を持っているのです。
持ち主は、弥千代姫。
彼女は、第11代高松藩藩主の松平頼聰(よりとし)の元へ輿入れする際、この雛道具を嫁入り道具として持っていきました。
高松で迎えたひな祭りの時、お城に飾られていたことでしょう。
実際に使用する嫁入り道具をミニチュア化したものです。
きっと思い入れもたくさんあったのではないでしょうか。
この雛道具が飾られていたであろうあるひな祭りの日、事件が起こります。
高松から離れた江戸では、早朝から雪が降り続いたその日……。
1860年3月3日、桜田門外の変。
江戸幕府大老で彦根藩主、井伊直弼、暗殺。
この事件を皮切りに、200年以上もの長い間続いた徳川幕府がなくなるのです。
日本の未来すら変えてしまう大事件でした。
井伊直弼亡き後幕府の実権を握った老中・安藤信正は、井伊直弼が行った安政の大獄で排除されていた老中などを復帰させ、今度は逆に井伊派の老中を罷免していきます。
側近は斬首などの刑に処されます。
高松で幸せな日々を過ごしていた弥千代姫も、この事件で未来が変わってしまいます。
なぜなら彼女の父は暗殺されたその人、江戸幕府大老・井伊直弼だからです。
その影響を姫の婚家である松平家に及ぼさぬようにと家臣に迫られ、押し切られる形で離縁![]()
今で言う恋愛結婚をしたと伝えられているほど仲睦まじかったふたりだったというのに。
1863年のことですから、実際の婚姻生活はおよそ5年ほど。
父を亡くし、最愛の夫とも離縁。
辛い日々であったと想像します。
その後、明治維新がおこり、たくさんの人々の運命を変えた徳川幕府は幕を閉じます。
そして、開国をし明治の新しい政府が誕生しましたが、まだまだ混乱が続き、不穏な空気が漂っていた日本。
けれど、そんな混乱した時代の日本にも、少し幸せなお話しがあります。
弥千代姫と松平頼聰が復縁するのです![]()
![]()
離縁の原因となった徳川幕府がなくなったからと。
その後は、頼聰が亡くなるまで仲睦まじく過ごされたようです。
その際、あの雛道具は彦根に置いて行かれたようで、現在は彦根城博物館に伝えられています。
ひな祭りの頃に毎年展示されているそうです。
昨年、彦根城築城400年祭に合わせて、ひこにゃんという人気キャラクターが出てきましたが、
なんと、この弥千代姫をモデルにしたやちにゃんというキャラもいるそうです!
少し驚きました![]()
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投稿者 京都 便利堂 時刻 17時30分 学問・資格, 恋愛, 経済・政治・国際
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コメント
「篤姫のハッピーエンド版」て感じ?!
幕末という時代は、本当に激動の時だったのですね。
「幕末月旦札」での登場人物についても、こんな感じのエピソードは数知れないですよね。
投稿: | 2008/08/29 9:19:51
コメントありがとうございます。
そうですね。
篤姫のハッピーエンド版という感じですね。
このふたりの間をとりなしたのは、有栖川宮親王。
この方は幕末トランプには登場していないのですが。
皇女和宮の元婚約者です。
ご自分も同じように徳川家がらみでつらい思いをなさったからでしょうかね。。
何百年と続いたものが崩壊した時期ですから、激動だったのでしょうね。
今のこの平和な日本があるのは、そんな時代を生き抜いた人々がいらっしゃるからなんですよね。
スゴイことです。
投稿: 京都便利堂 | 2008/08/29 10:38:01