【京都便利堂】女三宮
ありがとうございます。
京都便利堂でございます。
今日は雨の予報でしたが、京都は曇り空。
夜のうちに雨が降ったみたいです。
植物は恵みの雨といわんばかりに緑濃く、水辺の生物もいきいきと過ごしているようですね。
さて、前回お話ししましたとおり、
今回はかいま見によって人生が変わってしまった、女三宮のお話しです。
源氏物語が書かれた時代、貴族の女性たちは、姿を見られるというのは大変に恥ずかしいことでした。
ですから、かいま見の場面はドキドキ
の場面なのです。
源氏物語には、このかいま見が何度も出てきます。
女三宮のかいま見は、偶然の出来事でした。
第34帖、若菜・上にてその場面は描かれています。
華やかな源氏の邸宅六条院では、男性たちが蹴鞠に興じていました。
それを、御簾の内側から見ている女三宮。
すると、彼女の飼い猫が、御簾の外へ飛び出してしまったのです。
御簾はめくれ上がり、外から彼女はかいま見をされてしまうのでした。
お相手は柏木。
以前から女三宮に思いを寄せていたのですが、願いはかなわず、彼女は源氏の正妻に降嫁してしまったのです。
しかし、このかいま見で可憐な彼女の姿を目にし、さらに恋心を募らせた柏木。
彼は、源氏という絶対権力の妻である彼女にしのんでいくのです。
そして、女三宮は柏木の子を懐妊。
しかし、二人の関係は源氏の知るところとなり、
柏木は衰弱して死亡、女三宮は出産後に出家してしまうのです。
元々、源氏はこの女三宮の降嫁には乗り気ではありませんでした。
しかし、兄である朱雀院(上皇)の意向と、源氏の憧れの人、藤壺の女御の姪であるという所に心を動かし、承諾したのでした。
しかし、親子ほども年が離れており、父帝に溺愛されて育った彼女には幼稚さしか感じず、夫婦仲はうまくいっておりませんでした。
けれど、柏木には、幼稚だと思われる部分も魅力としてうつったのです。
人の魅力というのは、見る人によって変わるのが不思議ですね。
そして、この柏木と女三宮の子は「薫」と名付けられ、この後に続く宇治十帖の主人公として登場するのです。
京都便利堂では、幼い薫を抱く源氏の姿が描かれたクリアファイルを取り扱っております。
複雑な心境がその表情からもなんとなく伝わってきます。
←ブログランキングに参加しています!是非1クリックをよろしくお願いします
投稿者 京都 便利堂 時刻 13時13分 恋愛, 文化・芸術
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/137805/41499402
この記事へのトラックバック一覧です: 【京都便利堂】女三宮:



コメント