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2008年6月18日 (水)

【京都便利堂】源氏物語の共通点

ありがとうございます。
京都便利堂でございます。

このところいいお天気が続いていた京都。
今日も梅雨時期とは思えない快晴ぶりです。
shineきらきらの太陽sunの下咲く紫陽花もまたいいですね。

Ajisai

さて、本日も源氏物語のお話しにおつきあいくださいませ。

源氏物語の登場人物には、不思議な共通点が存在しています。

それは、
「母親が幼いときに、早くに亡くなっている」

主人公光源氏からしてもそうです。
母の桐壺の更衣が亡くなる経緯が一番最初の帖なのですから。
他には彼の最愛の妻紫の上、息子の夕霧、夕顔の娘玉鬘、宇治十帖の大君、中の君……。

なぜ、母親のいない人の心細さがこれほど描写されているのか。

それは、紫式部がそうだったからなのです。
彼女の母は、彼女が3歳の時、弟の出産時にお亡くなりになっているのです。

架空の物語であるはずの源氏物語が妙にリアルなのは、こういった現実が織り込まれているからなのですね。

そのような現実と、非現実の部分。

登場人物の個性にあった美しい名前。
焚き物や音楽、舞など、視覚だけでは伝わらないものへの美しい言葉の表現。
自分の気持ちを何かにたとえたりして相手に伝える歌……。

物語は、現実にあったのかと思わせるような、ぞっとする場面もありますが、それがあるからこそ、こういった美しいものがより美しく見えるのでしょうか。

1000年の時を経てもなお、人をひきつけてやまない源氏物語
是非一度、手にとっていただきたい世界最古の物語です。



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投稿者 京都 便利堂 時刻 13時13分 文化・芸術
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