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2008年6月27日 (金)

【京都便利堂】夏、きわまる

ありがとうございます。
京都便利堂でございます。

Nanairo_2

このところ、曇り空から日が差していることが多い京都です。

普段は涼しいオフィスの中にいるのですっかり忘れているのですが、外出すると暑!と思う日が増えてきました。

それもそのはず。
もう、6月22日頃に夏至を迎えているのですね。

夏が至(きわ)まると書いて、夏至。
一年の中で最も日が長く、夜が短い時期になりました。
梅雨のため、日が差していることが少ないから、少し実感は薄いのですけれど。

夏至を迎えたら、もうそろそろ7月の声が聞こえてきますね。
一年の下半期が始まります。
もう山鉾町のあたりから、コンチキチンの鐘の音が聞こえています。

京都便利堂でも、鉾をモチーフにしたはがきが取りそろっております。
他にも、夏らしい、涼しげな柄のものもございます。

それから、7月に入ってから新しい夏のはがきも登場予定です。
涼しげな雰囲気のものを8柄。

どうぞお楽しみに!

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投稿者 京都 便利堂 時刻 13時13分 日記・コラム・つぶやき
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2008年6月18日 (水)

【京都便利堂】源氏物語の共通点

ありがとうございます。
京都便利堂でございます。

このところいいお天気が続いていた京都。
今日も梅雨時期とは思えない快晴ぶりです。
shineきらきらの太陽sunの下咲く紫陽花もまたいいですね。

Ajisai

さて、本日も源氏物語のお話しにおつきあいくださいませ。

源氏物語の登場人物には、不思議な共通点が存在しています。

それは、
「母親が幼いときに、早くに亡くなっている」

主人公光源氏からしてもそうです。
母の桐壺の更衣が亡くなる経緯が一番最初の帖なのですから。
他には彼の最愛の妻紫の上、息子の夕霧、夕顔の娘玉鬘、宇治十帖の大君、中の君……。

なぜ、母親のいない人の心細さがこれほど描写されているのか。

それは、紫式部がそうだったからなのです。
彼女の母は、彼女が3歳の時、弟の出産時にお亡くなりになっているのです。

架空の物語であるはずの源氏物語が妙にリアルなのは、こういった現実が織り込まれているからなのですね。

そのような現実と、非現実の部分。

登場人物の個性にあった美しい名前。
焚き物や音楽、舞など、視覚だけでは伝わらないものへの美しい言葉の表現。
自分の気持ちを何かにたとえたりして相手に伝える歌……。

物語は、現実にあったのかと思わせるような、ぞっとする場面もありますが、それがあるからこそ、こういった美しいものがより美しく見えるのでしょうか。

1000年の時を経てもなお、人をひきつけてやまない源氏物語
是非一度、手にとっていただきたい世界最古の物語です。



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投稿者 京都 便利堂 時刻 13時13分 文化・芸術
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2008年6月11日 (水)

【京都便利堂】女三宮

ありがとうございます。
京都便利堂でございます。

Kaeru_3

今日は雨の予報でしたが、京都は曇り空。
夜のうちに雨が降ったみたいです。
植物は恵みの雨といわんばかりに緑濃く、水辺の生物もいきいきと過ごしているようですね。

さて、前回お話ししましたとおり、
今回はかいま見によって人生が変わってしまった、女三宮のお話しです。

源氏物語が書かれた時代、貴族の女性たちは、姿を見られるというのは大変に恥ずかしいことでした。
ですから、かいま見の場面はドキドキheart02の場面なのです。
源氏物語には、このかいま見が何度も出てきます。

女三宮のかいま見は、偶然の出来事でした。
第34帖、若菜・上にてその場面は描かれています。

華やかな源氏の邸宅六条院では、男性たちが蹴鞠に興じていました。
それを、御簾の内側から見ている女三宮。
すると、彼女の飼い猫が、御簾の外へ飛び出してしまったのです。
御簾はめくれ上がり、外から彼女はかいま見をされてしまうのでした。

お相手は柏木。
以前から女三宮に思いを寄せていたのですが、願いはかなわず、彼女は源氏の正妻に降嫁してしまったのです。
しかし、このかいま見で可憐な彼女の姿を目にし、さらに恋心を募らせた柏木。
彼は、源氏という絶対権力の妻である彼女にしのんでいくのです。

そして、女三宮は柏木の子を懐妊。

しかし、二人の関係は源氏の知るところとなり、
柏木は衰弱して死亡、女三宮は出産後に出家してしまうのです。

元々、源氏はこの女三宮の降嫁には乗り気ではありませんでした。
しかし、兄である朱雀院(上皇)の意向と、源氏の憧れの人、藤壺の女御の姪であるという所に心を動かし、承諾したのでした。

しかし、親子ほども年が離れており、父帝に溺愛されて育った彼女には幼稚さしか感じず、夫婦仲はうまくいっておりませんでした。

けれど、柏木には、幼稚だと思われる部分も魅力としてうつったのです。

人の魅力というのは、見る人によって変わるのが不思議ですね。

そして、この柏木と女三宮の子は「薫」と名付けられ、この後に続く宇治十帖の主人公として登場するのです。

京都便利堂では、幼い薫を抱く源氏の姿が描かれたクリアファイルを取り扱っております。
複雑な心境がその表情からもなんとなく伝わってきます。

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投稿者 京都 便利堂 時刻 13時13分 恋愛, 文化・芸術
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2008年6月 6日 (金)

【京都便利堂】若紫

ありがとうございます。
京都便利堂でございます。

6月に入りましたね。
雨が多くて、梅雨の雰囲気がする京都です。

Ajisai

今日も源氏物語のお話しにおつきあいください。

この物語にたびたび登場するheart02ドキドキのシーン、かいま見。
平安貴族の女性は、ある一定の年齢になると、夫以外の男性に姿を見られるというのは大変恥ずかしいことでした。
当時は、自分の兄弟にすら、ついたて(几帳)越しに会話をしていたのです。

前回は「野分」
源氏の息子・夕霧が、源氏の最愛の妻・紫の上をかいま見てドキドキ
heart02するシーンでした。

紫の上は、他にもかいま見をされるシーンがあります。
そのお相手は、若かりし源氏。

親子ですね。

そのシーンは、第5帖「若紫」に書かれています。
まだ幼い紫の上が雀の子が逃げたと泣いていて、そこを源氏がのぞいているのです。

憧れの義母、藤壺によく似ていると思いながら。
(紫の上は、藤壺の姪なので似ているのです。)

土佐派が描いた「若紫」では、画面の左下で源氏がかいま見をしていますよ。

この後、紫の上の後見であった尼君(祖母)が亡くなります。
そこへ、源氏がさらうようにして紫の上の後見になり、理想の妻となるべく養育し、妻にするのです。

様々なことがおこりながら物語はすすみ、後半、源氏に正妻として女三宮の降嫁など、紫の上にとって悲しいことが続きます。
思い悩んだ彼女は出家を願います。
けれど、その願いも源氏によって阻まれ、かなうことなくこの世を去る紫の上。

彼女が亡くなってから、源氏はもぬけの殻のようになってしまいます。
そして、後を追うように亡くなり、主人公は源氏の子孫たちに移っていくのです。

紫の上は、源氏の最愛の妻とされていますが、こうやって見るとなんだか悲しい生涯だったように思えます。

次回は、紫の上の悲しみの原因にもなった女三宮のかいま見についてお届けします。
彼女も、偶然ながら、このかいま見のせいで劇的な人生を送るのです。

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投稿者 京都 便利堂 時刻 13時13分 恋愛, 文化・芸術
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