【京都便利堂】野分
ありがとうございます。
京都便利堂でございます。
明日で5月も終わりです。
今年は、もう台風
がやってきましたね。
秋の季語である台風なので、異常気象?と少し驚いてしまいました。
あのものすごい雨風
を台風と呼ぶようになったのはわりと近代になってからで、古くは「野分(のわき)」と呼ばれていました。
この言葉は「野にある草を分けるように吹く強い風」というのが語源です。
源氏物語でも、第28帖に「野分」というタイトルがついています。
この巻の内容は、
源氏の息子の夕霧が、源氏の妻である紫の上の姿をかいま見てしまい、その姿に心を奪われてしまいます。
その後に六条院で暮らす美女たちを見て、心乱れるという姿が描かれています。
このかいま見というのは、大変ドキドキ
する場面なのです。
なぜなら、当時、貴族の女性たちはある程度の年齢になると、自分の兄弟にさえ顔や姿を見せなくなるからです。
結婚している場合は夫には姿を見せるのですが、それ以外の人に自分の姿を見せるのは大変はずかしいことだったのです。
ですから、この巻では夕霧のドキドキ
が表現されているのです。
かいま見をされている女性は、気付いていませんから。
源氏物語は、このかいま見のシーンが幾度か出てきます。
そして、重要な場面をになっています。
京都便利堂 では、この「野分」が描かれた色紙を取り扱っております。
土佐派の描くこの作品、ご覧いただきますとあまり激しい風雨の雰囲気は感じません。
むしろ、華やかで美しい場面が描かれています。
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投稿者 京都 便利堂 時刻 13時13分 恋愛, 文化・芸術
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