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2005年11月29日 (火)

■追い込みで製作中・・・pt.2

清課堂より、引きつづき工房実況です。

imono1 錫のうつわといえば、酒器や茶器などの生活工芸品が連想されがちですが、実は当店が得意とするのは神器(神具)の製作です。陶磁器のものが多い中で、錫のものがもっとも格高いとされています。
ほとんどが鋳造、およびロクロ削りだしによる成形です。

imono2 神器は主に、酒を入れる瓶子(へいし、お神酒徳利ともいいます)、水を入れる水玉(みずたま)、供物を盛る高杯(たかつき)、塩盛皿などがございます。錫製のこれらを製作しているのは、当方を含めて日本で2軒のみ(水面下に居られるかもしれませんが)。古来よりずっと変わらず作り続けているものの一つです。

imono3   とくに写真の水玉は、当店の商標にもなっている代表的な神器で、宝珠の形をしています。  これらの神器は神社の祭事に合わせて製作します。店頭には並べていず、神器店や装束店からの依頼でのみ作っています。しかもほとんどが受注生産で、奉賛者が元発注することが多いようです。

imono4 神器の製作で大変ことは、大物(おおもの)が多いことです。当店で最も大きい器は、高さ45センチの瓶子。重さにすると一本5,6kgほどになります。
ほか、祭事の日程が決まっていたり、唾液や吐息で汚してはいけないので、注意が必要です。正月に向けての新調品に追われている今日この頃。

投稿者 清課堂 山中源兵衛 時刻 10時08分 文化・芸術
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