2006年4月11日 (火)

用の美をはなれた工芸は無い

上記表題はある有名な金工作家の持論です 京都には現在もなを日本のあらゆる分野の伝統技術が集積されている都市です 日本人の伝統的な「手の技」は世界最高の工業製品を作り上げた背骨をなしてきたことは疑いのないところです

昨今の急激なライフスタイルの変化は本来の伝統技術は限られた分野でしか必要でなくなる傾向にあります この流れを止める一つの方法は表題に掲げました「用の美」を大切にする日常生活の美意識の復活です 容器であれば何でも良い 空腹を満たせれば何でも良いという生活の仕方に疑問を持つことです

当老舗モールでも利便性が最優先する風潮を止め 現代のライフスタイルに受け入れられる質の高い商品を1年がかりで開発しました 私の知る限りこのタイプの商品は目にしたことはありません もしあればご教示ください

商品の詳細は「京の新しい息吹の工芸品の部」の

陶漆カフェボウルをご覧ください

投稿者 阿部 達三 時刻 15時14分
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2006年4月10日 (月)

桜の季節の自然の恵み

京都の町のまんなかで生まれ育った京都人は京都に海があることを時々忘れることがあります なんと横着な との反省から老舗モールに 丹後の「魚政」さんにご出店いただきました どれもみな美味しいですが 今回出された「白えび」は絶品です これからが旬で桜の咲くころに獲れるので「桜海老」ともいうそうです 味は「甘エビ」と「ボタン海老」のあいだで極めて美味 大きさもちょうど中間の大きさです お値段は驚くほどお値打ちの京丹後の自然の恵みです だまされたと思って是非お試しください

商品詳細は魚政さんのお店でご確認ください

投稿者 阿部 達三 時刻 15時30分
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日本人と桜

京都は今桜の最も美しい季節です 日本人の桜好きは普通の感覚を超えて「特別の花」と感じているようです 何が特別なのかー簡単に言えばー花の一つ一つは清楚で美しく満開の桜木は絢爛にして豪華なこと そのうえ咲いている期間は極めて短く なんの未練げもなくアッというまに美しく散ることにあるようです 
普通の美意識でいえば美しい花はもっと長く咲いていてほしいし 永く鑑賞できたほうが良いと思うはずですが 日本人の美意識は特別なものがあるようです

考えてみれば日本列島ほど自然災害の多い国は珍しいと思うのですが 日本の家屋は紙と木でできています もっとも風水害に弱い家に平然と住みつずけてきました

人間はいつか死ぬ 死ぬことが避けられないなら せめて美しく死のう 桜の花の散るごとく という死生観で生きる不思議で誇り高い民族です だから桜の花が大好きで神聖視しているのです 最近の日本人の卑しさは何かにつけ出処進退に潔さが欠落していることでしょう

投稿者 阿部 達三 時刻 15時01分
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2006年1月12日 (木)

京都のどこが 何がお好きですか

全国のブログ愛好家の皆様へお尋ねします

京都があなた様を引き付けるとすれば それは何なのか教えてください

日本の伝統の美を 百年先の日本の美を さらに進化させるための参考にしたく思います

投稿者 阿部 達三 時刻 14時37分
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2005年11月30日 (水)

皇位継承と京都

有史以後の日本は天皇と御住まいされていた京都を抜きに日本の歴史は語れません

御皇室の継承をあくまで伝統を守って男系でなければならないのか女帝を認めるかの論議がされています この論議は前提として天皇家をいかに永遠に存続させるかにあるので私個人としては永続性の可能性の高いほうが良いと思っています
皇位継承者の問題は解決しても 未来永劫天皇家が存続しつずけるかどうかに一抹の不安を感じています 東京は日本の首都として政治 経済 金融 情報など一国の重要な機能があまりにも集中しすぎています
国民の象徴としての天皇はその渦中に御住まいされています 象徴というあいまいな立場より日本の文化の継承者としての立場を明確にされ 文化庁を引き連れて京都にお帰りいただいてはどうかと思います 過去のどの国どの時代にも文化が政争の具になったり外国との軋轢を引き起こしたことはないのですから さすれば日本そのものが無くならない限り天皇家の永遠の安泰は約束されるでしょうし日本の文化 特に伝統文化も活性化するでしょう

投稿者 阿部 達三 時刻 16時52分
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2005年11月18日 (金)

美しい生活への提案 その2

昨今は日本人が嗜むアルコールの種類は大変多岐にわたり日本酒が停滞ぎみですが
京都には日本有数の歴史と伝統ある伏見の蔵元が健在です

昔から酒は 百薬の長 どんな薬に勝るものとして日本人に愛されてきた歴史があります 長年米を主食としてきた日本人にはやはり日本酒が最も身体にも良いと私は信じています
飲み方も 常温で 冷やして オンザロックでと好みにあわせれば同じ酒がまったく違った表情を見せてくれます が 私は日本酒の正統的な飲み方は燗をして日本料理とともに楽しむのが最高の日本酒の味わい方だと信じています

そこで今日は酒を燗するために不可欠の作品をご紹介します

1838年 天保九年創業
清課堂 山中源兵衛さんの 純銀製 タンポ 1合入り 56700円です
詳しくは当モールでご確認ください

最近の日本には100円ショップなどがはびこり 安ければ安いほど良いとの価値観が定着しつつあります 日本の文化にとって由々しき一大事です 本当に良いものは材料を吟味し時間をかけて丁寧に作りあげられるものなのです

投稿者 阿部 達三 時刻 13時14分
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2005年11月 8日 (火)

美的生活への提案

毎日いやな事件の頻発する昨今の日本です
せめて毎日の自分の生活を美しくと考えている方々に美しい食器の提案です

日本人は伝統的に清潔で簡素なものに美を感じてきた国民です 江戸末期日本を訪れた外国人の殆んどが日本の町並みの美しさに感動し 彼らが見てきた東洋のどの民族よりも素晴らしい文化を育てた特別な国民と絶賛しています 庶民の家々の生活ぶりにも規律があり美があったにちがいありません
殺伐とした現代社会に住むわたしたちも毎日の生活に美を意識しませんか その方法として毎日使う道具を趣味の良いものを使ってみることを提案します

今日推薦するのは食器 清水焼です

お店は田村莱山  古赤絵角皿 18900円{税込み}です
絵柄はこのモールに掲載してあります 実物は写真よりはるかに素晴らしいものです

人と人の縁も大切ですが人と物の縁も大事にしたいものです

投稿者 阿部 達三 時刻 15時39分
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2005年11月 2日 (水)

くりやの金の実

京都の加工技術の素晴らしさを具体的に感じていただく商品として和菓子が挙げられますこの「老舗モール」でもその一部を紹介していますので じっくりご覧ください
京都の和菓子の伝統はそれを支えるパトロンの存在があります それは天皇を中心とする公卿の世界 茶道をはじめとする各種家元 神社仏閣などです さらに京の和菓子屋さんの特徴はそれぞれの老舗は自家を代表する逸品を持っていることです この老舗モールもそのような紹介をしています

今日はタイトルの品についてーーー「くりやの金の実」は読んで字のごとく栗の実のお菓子です 京都は栗の名産地として丹波地方があります 京都の和菓子のなかでも生菓子は精緻な技術を駆使して一個のお菓子に自然そのものをとりこんでしまうような見て美しく食べて美味しいものがあります
それに比較して栗の実そのままを黄金にみたて 栗独特の食感を損なうことなく淡白ななかにも十分な甘さを秘めた名品です
和風マロングラッセと評する人がいますがまったく別物です 文化が違います 似ているといえば栗を形を崩さずに仕上げるというところだけです

その上一個一個を黄金色のセロファンで個装し さらに升目に仕切られたちいさな空間に丁寧に収められています 熨斗紙 包装紙も美麗で これこそ付加価値の見本のような見事さです

くりやの金の実 10個入り 2415円です

投稿者 阿部 達三 時刻 17時19分
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2005年10月31日 (月)

千枚漬談義

京都に生まれ育ち生活し 数限りなく京漬物を食してきましたが
今回いただいた大藤さんの千枚漬ほどおいしく感動したことはありません 絶品です
おおげさに言えば京都の加工技術の凄さというか食文化の奥行きというかーーー本来お漬物は料理の主役にはなりえない存在です にもかかわらず京都人は永い間自然の恵みをいかにおいしく加工するかに研鑽を重ねてきたのかと驚きを新たにしています

大藤さん ありがとう

かずあるお漬物でも千枚漬ほど各社で微妙に味がちがう商品はすくないと思います
嗜好は当然各人異なりますから 究極の味はありえないと考えています
これから千枚漬のおいしい季節になります 各社秘術を尽くした商品が並びます
皆様の好みで京の食文化をお楽しみください

私が購入し感動した商品はこの老舗モールで
430g樽入り 3150円の商品です 詰め方も美しいです

投稿者 阿部 達三 時刻 17時43分
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2005年10月19日 (水)

京都ってなんや?-断章ー

明治百年を記念して行政が100年以上経過している企業を表彰するべく調査したところあまりの多さに驚いたと仄聞しました
京都市内だけで1000社以上あるそうです また神社仏閣が市内だけでこれまた1000現存するとのことです このような町は世界中でも京都しかないのではないかとー調査したわけではありませんので確たるものではありませんがー
この事実は京都の明確な特徴のひとつであると思っています 14年前この事実をさらに実証すべく小冊子「京都」を発刊し80号取材先は544社になります 1000社の取材を終えるのには道半ばというところです

老舗モールはこの取材編集活動を背景にたちあがったモールです
老舗とは何か についてはいずれ述べたいと思いますがともあれ100年以上存続しつずけている企業を老舗と規定しました
かつて日経が企業の寿命30年と規定し記事を展開したことがありますから100年といえばそれはそれなりに語るべき内容があります 弊社発行の情報誌「京都」で京を語るとして取材しておりますので興味のある方は老舗モール事務局へお問い合わせください

観光地としての顔を持つ京都 1200年の歴史と伝統を今の生活に継承している生活者の息吹ーわかりやすい例をあげれば祇園祭の運営などー今は祇園祭は観光資源のように思われていますがー1000年以上前に観光資源として起こった祭りでは決してありません

京都の歴史と伝統が 町衆の普通の毎日の生活と習慣が日本の伝統文化として評価されていますがその奥行きは深いのです 京都を単純に観光地として見られると京都は少し困るのです

投稿者 阿部 達三 時刻 13時11分
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